2021年01月02日

常國寺の正月

常國寺のお正月
常國寺ではお正月を迎える準備として、年末の大掃除、お磨きを行いました。
12月30日に本堂正面に幕を張りました。
と ここまでは例年通りの準備でしたが、今年はコロナ禍のため
消毒用アルコールの配置、お持ち帰り用供物の用意等々を行いました。
こうして、元旦の朝ご参詣の方々をお待ちいたしました。
例年に比べ、ご参詣の方々は少数でしたがご先祖様へのご挨拶をされていらっしゃいました。
常國寺も、新型ウイルス感染症対策のため、報恩講などの法要をライブ中継するなど新しい試みを行っております。
みなさまもコロナ感染に注意しつつ、ご先祖様へのご挨拶をなさってはいかがでしょうか。
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写真は正面に幕を張った本堂
posted by 常國寺 at 22:11| Comment(0) | 住職のつぶやき

2020年05月30日

永代経法会

「永代経」とは、そういう名前のお経があるのでなく、詳しくは
「永代読経(どきょう)」といい、「永代にわたってお経を読み、
そのお心をいただいてまいりましょう」という法会です。

 ここでいう「永代」とは、大きく三つの意味(願い)があります。
・故人のご命日に、お寺で永代にお経が勤められる
・故人の家族が、ご命日を縁として永代に仏さまのみ教えをいただく
・お経が勤まり、仏さまのみ教えを広めるお寺が永代に存続される
以上の三つが『永代経の心』だといってよいでしょう。

 真宗門徒の方々が永代経を大切に思うのは、
この法会が亡き人、ご先祖に対する報恩感謝の気持ちを表す場になっているからでしょう。


5月24日常國寺では、檀信徒の方々の願いや懇志のこころざしを「お名号札」に託し、お寺からも檀信徒の皆様に感謝の意を込めて「永代経」を勤めさせていただきました。
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 皆さまのご参詣はありませんでしたが、いつものように執り行うことができたのは、阿弥陀様、檀信徒の皆さまのおかげと思っております。
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合掌

posted by 常國寺 at 23:00| 住職のつぶやき

2020年01月01日

お正月の朝

明けましておめでとうございます。

今年の東京のお正月はお天気も良くすがすがしい気持ちで迎えられました。
廻りを高層ビルに囲まれた常國寺の本堂に初日が差し込むのは、日の出時刻のだいぶ後ですが、気持ちの良い朝日があたってきました。
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今年は、希望に満ちた一年となることを予感できそうな、明るい日差しです。
東京オリンピックも開催される年。昨年の災害を乗り越えて、日本全体が一つになって進める年となるようにと思いをこめて、朝のお勤めをいたしました。
posted by 常國寺 at 16:47| 住職のつぶやき

2019年12月31日

令和最初の大晦日

今年もいよいよ大晦日です。令和になって最初の大晦日、明日はお正月です。
常國寺も本堂の掃除をすませ、玄関の幕を張りお正月の準備を整えました。
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年末にご先祖様をお参りされる方も多く、お墓にもきれいなお花がたくさん見受けられます。
今年も多くのことがあり、それぞれの出来事を思い起こし、一年間無事に過ごせたことに感謝して
阿弥陀様に「南無阿弥陀仏」をお称えしました。

常國寺では、大晦日の深夜から日付をまたいで、本堂でお経をあげながら、新年を迎えます。
明日の元旦からは多くの方が、ご家族連れでご先祖様を思いだしながら、お墓参りをされるよう願うしだいです。



posted by 常國寺 at 18:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 住職のつぶやき

2019年09月20日

今日から秋のお彼岸です

今日(9/20)から秋のお彼岸にはいりました。
関東地方に大きな被害をあたえた台風が持ち込んだ暑い空気で3日ほど前まで真夏日が続いていました。
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり昨日あたりから朝晩は寒いくらいの涼しさです。
このお彼岸で、ご先祖さまを想いお墓まいりをされる方も多いと思います。お寺におまいりにいらした時 お墓に行かれる前に、ぜひ本堂のご本尊さま(真宗は「阿弥陀さま」です)にお手を合わせてご挨拶をお願いいたします。
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阿弥陀様のお導きとお念仏により、ご先祖様、私たちもご浄土へまいらせていただけるのです。
本堂にあがる時間がない方は、本堂正面でお手を合わせていただくだけでも結構です。ご先祖様と同じように阿弥陀さまを身近に感じていただけるでしょうか。
posted by 常國寺 at 22:33| 住職のつぶやき

2019年04月02日

新元号発表

昨日、平成に代わる5月からの新元号が発表されました。
新元号は「令和」、私も新元号を当ててみようと「桜明・常永」など考えてみましたが、当たりませんでした。
出典は万葉集とのことで、今までの元号のすべては中国の文献からの引用だったそうですが、今回は日本の文献からの出典とのこと。
元号の出典は今まであまり考えていなかったのですが、事前にニュースなどで話題になることが多く、改めて色々なことに気づく事がありました。
日本の元号なので、日本古来の文献からの引用が自然と感じるのは私だけでしょうか。
漢字一文字づつの意味は広辞苑などにゆずるとして、「令和」の意味合いとしては
『人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている。』
との説明です。
江戸時代以降の元号で平成が、唯一戦争がなかった時代とありました。
これからも日本だけではなく、世界から争い事がない時代となることを願います。
posted by 常國寺 at 17:57| 住職のつぶやき

2018年01月01日

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
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今日は穏やかな夜明けで、関東各地で初日の出を迎えたことと思います。
新年最初のご報告は、お正月にふさわしいおめでたい出来事です。
昨年の暮れ近く11月28日に常國寺の本山(三重県津市)にある、
御影堂(みえいどう)と如来堂(にょらいどう)が国宝に指定されました。
DSC_0567_2(サイズダウン) (640x427).jpg  御影堂(みえいどう)高田本山
DSC_0557 _1(640x427).jpg  如来堂(にょらいどう)高田本山

私も初めて知ったのですが、建造物としての国宝指定は三重県で初めてだそうです。
また、御影堂は畳が275畳が敷かれており、三重県で、木造建築では最大の建造物だそうです。
御影堂は350年前、如来堂も270年前の建築で50年または100年に一回大修理が行われて、現在の威容を保つことが出来ました。造築当初の方がの想い、大修理に関わった方々の想い、それらの人々がこの建物に託した志が受け継がれ今回の国宝につながったことと思います。当常國寺もお檀家のみなさまと共に国宝指定を慶び、高田の国宝、重要文化財の保存・維持に努めたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
posted by 常國寺 at 19:42| 住職のつぶやき