2020年05月30日

永代経法会

「永代経」とは、そういう名前のお経があるのでなく、詳しくは
「永代読経(どきょう)」といい、「永代にわたってお経を読み、
そのお心をいただいてまいりましょう」という法会です。

 ここでいう「永代」とは、大きく三つの意味(願い)があります。
・故人のご命日に、お寺で永代にお経が勤められる
・故人の家族が、ご命日を縁として永代に仏さまのみ教えをいただく
・お経が勤まり、仏さまのみ教えを広めるお寺が永代に存続される
以上の三つが『永代経の心』だといってよいでしょう。

 真宗門徒の方々が永代経を大切に思うのは、
この法会が亡き人、ご先祖に対する報恩感謝の気持ちを表す場になっているからでしょう。


5月24日常國寺では、檀信徒の方々の願いや懇志のこころざしを「お名号札」に託し、お寺からも檀信徒の皆様に感謝の意を込めて「永代経」を勤めさせていただきました。
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 皆さまのご参詣はありませんでしたが、いつものように執り行うことができたのは、阿弥陀様、檀信徒の皆さまのおかげと思っております。
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合掌

posted by 常國寺 at 23:00| 住職のつぶやき

2020年05月05日

ほっとコラム

今私たちは経験したことのない事態に直面しています。
心は落ち着かず、心配の種は尽きません。

そんな時、少しでもほっとする時間をご提供できればと身近にある慈悲の心をご紹介します。
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慈悲を一言で表すことは大変難しいですが、無量の慈しみ、すべての人、生きとし生けるものを愛するこころです。人間同士の愛よりも広い概念です。

そのような慈悲が身近にあるのかと思われるかもしれません。
実は困った方を助ける、例えば席をゆずるということは慈悲の心の現れです。
何か与えるものがなくても世の中のために尽くすことができる無財の七施が雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)に説かれています。

一 眼施(げんせ) 常に温かい眼差しをむける
二 和顔施(わがんせ) いつも和らいだ穏やかな顔を示す
三 言辞施(ごんじせ) 他人に対して優しい言葉をかける
四 身施(しんせ) 他人に対して身をもって尊敬の態度を示す
五 心施(しんせ) よい心をもって他人と和らいでよいことをする
六 床座施(しょうざせ) 他人のために座席を設けて座らせる
七 房舎施(ぼうしゃせ) 他人を自分の家の中に自由に出入りさせて泊まらせる

温かい眼差しや和らいだ顔は、それだけで安心を与えます。さすがに房舎施は難しいかもしれませんが、何か私にできることはないかという心がけが重要です。

ぜひ、温かなこころ、慈悲のこころを見つけてみてください。
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合掌 妙綾
posted by 常國寺 at 00:33| 常國寺つれづれ